小林可夢偉、新車C30は「フェラーリみたい」

2011年02月08日(火)

ザウバーでの2年目を迎えた小林可夢偉。今シーズンはチームリーダーという立場になった可夢偉が、先週に行われた今季の初テストを振り返っている。

可夢偉は自身の公式ウェブサイトで『バレンシア新車発表会・合同テスト』と題してテストのレポートを掲載。その中で、チームを率いていく自覚についてこう語っている。

「チームを牽引(けんいん)していく立場であることは十分感じていますし、僕自身次にステップアップするためにも乗り越えなければならない課題で、とても大切な年だと位置づけています」

可夢偉は、1月31日(月)に行われた新車C30の初走行と、翌日に行われたテスト初日を担当。初めて走らせたC30について可夢偉は、次のように書いた。

「新車C30は組み上がった状態を発表会の当日初めて見たんですけど、第一印象はけっこうフェラーリみたいやなあという感じですね」

「正直、去年のクルマと比べるのは難しいですね。今年の方がディフュザーも制限されているしダウンフォースが少ないからタイヤがグリップしてないというのも分かりますが、何を基準にしたらいいか難しいので。いま思うと、去年のクルマはたしかに跳ねてたかなとは思いますけど、去年と比較するよりは、これからどれだけこのクルマをよくするのかが大切です」

また、今年はKERS(運動エネルギー回生システム)が復活し、可変リアウイングが導入されることから、コックピット内のドライバーは忙しいという。可夢偉も、「今年はドライバーも忙しいですよ。KERSが復活したし、リアウイングも動かさないといけない。これらの操作が結構難しいうえ、使うのが大変なんです」とコメントしている。

しかし、こういったシステムを有効に活用すれば大きな武器になることから、できるだけ早く効果的な使い方を覚えたいと可夢偉は加えていた。

そして最後に可夢偉は、ファンに対するメッセージでテストレポートを締めくくっている。

「みなさま今年も応援よろしくお願いいたします。頑張って行きましょう!!」

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