ロバート・クビサにとってラリー出場は「欠かせないもの」とロータス・ルノーGP

2011年02月08日(火)

F1ではなく、趣味として参戦したラリーで重傷を負ったロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)本人や、ラリー参戦を認めたチームを非難する意見も出ているが、これにロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエが反論した。

クビサは大のラリー好きとして知られており、プライベートでラリー観戦に行くほどだ。そして以前から、たびたびラリーに参戦していたが、クラッシュして負傷する可能性もあることから、危険な趣味は控えるべきだとの意見もあった。

実際に、ドライバーがF1以外のレースを走ることや、スキーなど負傷する可能性が高いスポーツに興じることを契約で禁じているF1チームも多いと言われている。しかし、ロータス・ルノーGPはクビサのラリー参戦を認めており、6日(日)のイタリアで最も恐れていた事態が起きてしまった。

クビサは参加したイタリアのラリーでクラッシュ。クルマを貫通したガードレールで右半身に重傷を負い、今シーズン中の復帰は絶望的だとされている。

革新的なクルマを投入し、前回のテスト最終日にはトップタイムを記録しており、今シーズンへ向けた期待が高まっていたときだけに、クビサやロータス・ルノーGPを批判する意見もある。しかし、こういった声に対しブーリエは、『AFP通信』で次のように反論する。

「これは、ビジネスとは何の関係もないことだ」

「ロバートが心底願っているものなので、許されていた。彼にとってラリーは、欠かせないものであり、気持ちを落ち着けるためのものでもある。そういったことから、お互いに合意していたことだ」

「リスクは十分承知していた」

さらに、『ANSA通信』が、このようなブーリエのコメントを伝えた。

「ロボットのようなドライバーや、情熱のないドライバーなど必要ない」

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