ピレリは今週、ヨーロッパで行われる最後のシーズン前テストを控えて、タイヤの微調整を行っている。
ヘレスで行われたテストでは、わずか1周走っただけでスーパーソフトタイヤのパフォーマンスが激しく低下していたため、少なくとも2011年の開幕4戦では、スーパーソフトタイヤの使用が見送られたと報じられていた。
レッドブルのドライバー、セバスチャン・ベッテルはスイスの『Blick(ブリック)』紙へ、「このコンパウンド(スーパーソフト)は、2011年のグランプリでほとんど使わないと思う」とコメントした。
そのため今週末バルセロナで行われるテストに向け、ピレリが最後の変更を行った。F1はその後、バーレーンへと移り、再来週にバーレーンでテストを実施した翌週には、そのままバーレーンで開幕を迎える。
ピレリは、「(バルセロナには)初の公式テストを終え、各チームから得たフィードバックに応えて、修正を加えたスーパーソフトタイヤとソフトタイヤを持ち込む予定だ」と明かしている。