今季から新しくタイヤ・サプライヤーとなったイタリアのピレリ。その摩耗特性により、2011年シーズンは追い越しが難しくなるかもと、ディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が言っている。
ベッテルによると、ピレリのタイヤはレコードラインに「マーブル(小石やビー玉くらいの大きさ)」と呼ばれるゴムのかすを大量に残すらしい。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に、彼はこう話している。「(レース距離の)半分も走ると、至るところにかすがあって可変リアウイングぐらいではどうにもならないよ。
追い抜きをするのにレコードラインを外れると、かなり手前でブレーキをかけなければいけないんだ」