オーストラリアGP、メルボルン市議会は支持が多数派

2011年02月23日(水)

毎年、オーストラリアのビクトリア州都メルボルンで行うオーストラリアGP。これを大半の市会議員が支持していることが分かった。

1996年から毎年F1を開催している。近年、ロバート・ドイル市長が新しい開催契約に反対の立場をとって以来、何かと海外マスコミに取り上げられている。

これがF1を取り仕切るバーニー・エクレストンの逆鱗(げきりん)に触れたところ、またしても今週、同じような記事が見出しに載った。

レース会場のアルバート・パーク一帯が選挙区であるオーストラリア労働党所属のマイケル・ダンビー連邦議会議員が、地元有権者はレース中止に諸手(もろて)を上げて賛成だと議会で述べたのだ。

これに対し地元紙『Herald Sun(ヘラルド・サン)』は、実際のところダンビー議員やドイル市長の見方は少数派だと報じている。8人いる市会議員の中で7人が「中止どころか、年1回のイベントを残したがっている」という。

「できるだけ長く(F1開催を)続けたい」とカール・ジェッター議員が言えば、ケビン・ロウイ議員は、F1は「他に無いスポーツイベント」で「メルボルンの地名を広めてくれる」と同僚に同意している。

ところで、3月27日に予定される今年のオーストラリアGPは、バーレーンGP開催延期に伴い、開幕戦として新たな脚光を浴びている。

主催団体であるオーストラリアGPコーポレーションのCEO(最高経営責任者)、アンドリュー・ウェスタコットは、次のようにコメントしている。「われわれは、世界のF1ファン、世界のスポーツファンから注目されるだろう」

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