レッドブル、マーク・ウェバー失速の原因を徹底調査

2011年03月30日(水)

レッドブルが、所属するセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーの間に大きなタイム差が生まれた原因の徹底調査を行うという。

オーストラリアGPの予選では、ベッテルがポールポジションを獲得した一方、ウェバーはベッテルからコンマ8秒遅れの3番手。決勝ではベッテルが他を寄せ付けない圧倒的な強さで優勝したが、3番手スタートのウェバーは2つ順位を落とし、5位になっていた。

フェラーリのテストドライバーであるマルク・ジェネが『El Mundo(エル・ムンド)』紙のコラムで、「彼らは、それぞれ別の世界にいた」と語るほどベッテルとウェバーの差は大きなものだった。

「詳細に確認する必要がある。私の知る限り、あの2人の間の差としては、これまでで最大のものだった」とレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも語る。

当のウェバーも、「レース後のテレメトリー(クルマの各種データを収集する装置)で、いくつかのポイントが分かった。でも、クルマに何か深刻な問題があるのか、徹底的に確認する必要がある」とコメントした。

一方、ホーナーはこう続ける。

「フロントウイングにいくつかのダメージを見つけた。これが影響を与えた可能性もある。だが、どの程度の影響があったのか分からない」

「クルマを(ファクトリーへ)戻し、データを確認して、何らかのダメージがあったのか、それがどのようにクルマへ影響したのか調べる必要がある。そして、(次戦)マレーシアでは、2人ともいつもどおりの走りをできるようにしなければならない」

しかしウェバーは、自分自身に問題があった可能性もあると認めた。

「すべてを調べる必要がある。僕自身も含めてね」

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