『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌の調べによると、メルセデスGPの新車W02は2011年最速のマシンでないかも知れないが、少なくとも直線は最も速い。
バルセロナで合同テストが行われた先週末、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、今どこかで決勝レースを行えば、同チームはトップ10に入れないだろうと話していた。
だが、メルセデスGPは先週のテストで長足の進歩を示し、特に「最高速ではナンバー1」だと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝えている。
接近戦が予想される2011年、直線のアドバンテージは「重要」と認めるハウグだが、何よりも、前に比べて声の調子が明るい。
「(バルセロナで)より多くの周回を走ることができたので、マシンとタイヤに対する理解が深まった。すると、ラップタイムも自然に伸びるものだよ」
バーレーンでの開幕前テストがキャンセルされたことから、オーストラリアGPに先立って行う最後のテストは、3月8日(火)からバルセロナで実施することとなった。
「もしすべてが正しい方向に行けば、シルバーアロー(メルセデスGP)があなたをアッと驚かすかもしれないぞ」とハウグは息巻いている。