ビタントニオ・リウッツィが、ヒスパニア・レーシング(HRT)と契約間近だと報じられている。
これを報じたのは、HRTが本拠地を置くスペインの『AS』紙。週末には、リウッツィとレッドブルでチームメートだったクリスチャン・クリエンが、自身はまだHRTのドライバー候補だと語っていたものの、同紙は次のように伝えている。
「まだ最終的な詰めの段階には至っていないが、ヒスパニアとリウッツィの合意は正式なものになりつつある」
慢性的な資金不足が報じられるHRTだが、すでにインドの自動車会社タタをスポンサーとして持ち込んだナレイン・カーティケヤンと契約している。そのため、もう1人のドライバーは資金力を重視するのではなく、純粋なパフォーマンスが重視されるとの意見もある。
そこで、F1経験の豊富なクリエンやリウッツィが有力視されており、スイスの『Blick(ブリック)』も次のように書いている。
「カーティケヤンと契約した以上、コレス(コリン・コレス/HRTチーム代表)も、もう1人お金の運び屋を探すべきではなくなったことに気付いたはずだ」