2011年シーズンのタイヤ使用ルールが変更されたことを受け、現行F1マシンでのタイヤ開発が可能になったとピレリが胸をなでおろしている。
今季からF1のタイヤサプライヤーとなったピレリは、トヨタの2009年型F1マシンを使ってF1タイヤの開発を行ってきた。しかし、日進月歩で技術開発が行われるF1の世界において、2年前のクルマで得られるデータは限られたものになることが問題視されていた。
F1では、レースの週末に各ドライバーが使用できるタイヤの数は制限されているが、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は8日(火)、金曜のフリー走行でタイヤテストを行えるよう、テスト用タイヤの使用を追加で認める可能性があると発表した。
これを受けて、ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、「こういった機会がなければ、現行のクルマでテストすることができず、一世代前のクルマのみに頼ることになっていただろう」とレース週末中のタイヤテストを歓迎している。