レッドブル、フロントウイングにルール違反なし

2011年03月31日(木)

レッドブルのフロントウイングがルールに違反しているとの憶測を、統括団体FIA(国際自動車連盟)が否定した。

2010年同様、レッドブルのフロントウイングが、「フレキシブルウイング」ではないかとの疑惑が浮上している。フレキシブルウイングとは、走行中にウイングをたわませ、空力的な効果を得るウイング。本来、F1ではルールで使用が禁止されている。

しかし、昨年にもレッドブルなど数チームが、ウイングの検査時にはたわまないものの、高速走行でウイングに大きな負荷がかかった場合にのみたわむウイングを開発したと話題になっていた。実際、昨年にレッドブルなどのウイングが車検で不合格になることはなかったものの、ウイングがたわんでいる様子が写真や動画で確認されている。

そして、2011年F1開幕戦のオーストラリアGPでも、圧倒的な強さで優勝したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のウイングがたわんでいるところを確認できる動画が出回っているほか、メカニックがフロントウイングの翼端版の下部を修復している様子が目撃されている。

しかし、FIAで技術委員を務めるチャーリー・ホワイティングは『Bild(ビルト)』へ、「何も異常は確認できなかった。クルマはルールどおりだった」とコメントした。

だが、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)などがレッドブルのウイングがフレキシブルウイングではないかと発言しており、この問題が今年も再燃する可能性が高まっている。

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