マイク・ガスコインは、オーストラリアGPでのチーム・ロータスのペースについて、冬のテスト結果を反映したものではないという。
シーズン前テスト終了後、多くのF1関係者はルノーエンジンとレッドブルのリアエンドを使用しているチーム・ロータスが、中団グループに躍り出る準備が整ったと予測していた。
しかし、実際のところチーム・ロータスは、またも単にヴァージンとヒスパニアを含む新規3チームの最上位に来たにすぎなかったようだ。
チーム・ロータスがテストで目立っていたことに直面し、技術部門責任者のマイク・ガスコインは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、「ナンセンスだと言いたいね」とかみついた。
「バルセロナでの最終日はレースシミュレーションだった。われわれはどうして自分たちにウソをつかねばならないんだ?」
ガスコインはメルボルンでのクルマの問題は、ピレリタイヤが温まることができなかったためだと話している。
ピレリが共有しているデータについて、ガスコインは「ハードタイヤもソフトタイヤも、ほかのすべてのクルマと比較して平均温度以下だった」と説明した。
それが理由で、ピレリは各チームがマレーシアでの暑さのためにタイヤの摩耗に苦しむことを予測しているという。ガスコインは今週末に開催されるセパンでのレースには前向きだ。
「われわれは自分たちのクルマが本来はいかに良いかを見ることになるだろう。おそらくマレーシアではわれわれの弱点は強さになるだろうね」