韓国企業、ヒスパニア買収に興味

2011年04月08日(金)

韓国企業のグループが悩めるヒスパニア・レーシング(HRT)を買収することに興味を抱いているようだ。

『Italiaracing.net』は最近、HRTのオーナーであるホセ・ラモン・カラバンテとの話し合いが始まったと書いている。しかし、「カラバンテの要求額はかなり高い」とのことだ。

カラバンテは最近、『Cadena Ser(カデナ・セル)』ラジオに、ヒスパニアの持ち株を売却することを否定しないと話している。

2011年の開幕戦オーストラリアGPで、HRTドライバーのビタントニオ・リウッツィとナレイン・カーティケヤンが2人とも予選落ちとなっていた。「われわれは投資家と話をしているが、チームを売却してチームがなくなるようなことはしたくない」とカラバンテは語り、次のように加えた。

「誰かが大部分の株を持ちたいとオファーして来た場合、私の手元にも株が残るのなら同意する」

「今のF1チームには4,000万ユーロ(約49億円)、6,000万ユーロ(約73億円)、7,000万ユーロ(約85億円)の価値がある。これは選手権の順位による。12チームあって、われわれはその1つだ」

オーストラリアでの予選落ち後、チーム代表のコリン・コレスは今週末のセパンではもっといい成績を残すことに自信を持っていると述べた。

さらに、7日(木)には、HRTの2011年型ウイングが統括団体FIA(国際自動車連盟)のクラッシュテストに合格し、ヨーロッパから船便で送られていることが明らかとなった。

コレスは、「われわれはマシンに大きな可能性があることを理解している。クルマのすべてを改良できるといいね。通常の状況であれば、107%ルールが問題にはならないはずだ」と語っている。

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