メルセデスは2009年にマクラーレンでルイス・ハミルトン(マクラーレン)とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がコンビを組むよう望んで以来、ベッテルにはオファーしていないという。
メルセデスGPは現在、独自にF1チーム、メルセデスGPを保有しているが、モータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは最近、ベッテルがレッドブルとの契約を4年間延長する前、メルセデスGPがベッテルを横取りしようという動きがあったとの憶測を否定していた。
『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』によるレッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコとハウグの共同インタビューで、「彼(ベッテル)は2009年に(メルセデスの)オファーを受けている」とマルコは語った。
ハウグもそれを認めている。「その通りだ。それ以降、オファーはしていないがね」
ハウグは、ベッテルがレッドブルと長期契約を結んだのは正しいことだと考えているようだ。「レッドブルも彼を手放すような大きな過ちは犯さない」とハウグは話し、こう続けた。
「彼らは今の時点で最高のオファーをすることができる。われわれとは違うよ」