F1チーム、利益分配の増額を望む

2011年04月08日(金)

各F1チームは、F1のさまざまな商業的な権利などを規定するコンコルド協定の最新版を交渉する際、これまで以上の利益分配を要求すると報じられている。

今週、昨年チームが商業的な利益から総額6億5800万円(約560億円)を分配され、その額が2009年より21%増だったことが報じられた。

チームにとっては3年連続での増額だった。現行コンコルド協定が結ばれたのは2009年。ルール変更や利益分配をめぐって運営側とチーム側が対立し、選手権が「分裂」の危機にあったときで、チーム側により有利な交渉が行われた。

『Bloomberug(ブルームバーグ)』の経済ニュースによると、2007年に比べると2010年にチーム側へ分配された金額は164%増だったようだ。

しかしイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』によると、チームは次のコンコルド協定が2013年に発効するのに合わせ、所業権収入の分配を現在の50%から75%へ引き上げることを望んでいるという。

イギリスの『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』は、チームがより多額な収入を得るために、努力して鼓舞しているとこれに同調している。

『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』のトム・キャリー記者は、「この傾向が続けば、将来のバイヤーがCVC(F1のオーナー企業)にF1を売ってもらいたいと望むことを思いとどまらせるかもしれない」と書いている。

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