F1 マレーシアGP予選、詳細レポート

2011年04月09日(土)

2011年F1第2戦マレーシアGPが4月9日(土)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周/5.543km)で2日目を迎え、現地時間16時(日本時間17時)からQ1、Q2、Q3、3つのセッションでなる公式予選が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得した。

セッション開始時の天候は晴れ、気温30℃、路面温度42℃。予選Q1は20分間で戦われ、18位から24位のドライバーがここで予選を終える。セッションが始まり、各車が続々とタイム計測を行う中、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)のサイドポッドのボディカウルが走行中に脱落し、コース上に落ちたため、残り12分の段階でセッションは赤旗中断となった。

セッションが再開すると、開幕戦で107%ルールを突破できず予選落ちとなったヒスパニア・レーシング勢が今回は107%以内のタイムを記録、無事に予選通過となった。また、小林可夢偉(ザウバー)が健闘を見せ、5番手でQ1を終えている。

Q1で予選を終えた18位から24位は以下のとおり。

18位パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、19位ヘイキ・コバライネン(チーム・ロータス)、20位ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)、21位ティモ・グロック(ヴァージン)、22位ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)、23位ビタントニオ・リウッツィ(ヒスパニア・レーシング)、24位ナレイン・カーティケヤン(ヒスパニア・レーシング)。

Q1のトップ5は、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、小林可夢偉(ザウバー)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11位から17位のドライバーがここで予選を終える。ほとんどのクルマが1回目の走行を終えた段階では、バトンがトップ、2番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手マーク・ウェバー(レッドブル)。

他チームとは走行のタイミングをずらしたフォース・インディアの2台がタイムを出した段階では、可夢偉が脱落する位置にいたが、可夢偉はセッション終了直前にタイムを更新。最終的には9番手になり、2戦連続となるQ3進出を果たした。なお、可夢偉のチームメートであるセルジオ・ペレスはここで脱落となった。

Q2で予選を終えた11位から17位は以下のとおり。

11位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、12位セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、13位ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、14位ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、15位ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、16位セルジオ・ペレス(ザウバー)、17位エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)。

Q2のトップ5は、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。

予選Q3は10分間で戦われ、ここでポールポジションが決定する。このセッションでまずタイムを計測したのはハミルトン。レッドブルの2台とバトンも同時にタイム計測を行ったが、ハミルトンのタイムには届かず、ベッテルが2番手、ウェバーが3番手になった。残り数分になったところで全車がコースへ。上空に雲が広がり始める中で予選最後の戦いが開始された。

レッドブル勢とマクラーレン勢が他チームにコンマ6秒以上の大差をつける中、ベッテルがセッション終了直前にタイムを更新し、トップに立つ。そのままセッションは終了し、ベッテルが2戦連続となるポールポジション獲得を果たした。

Q3の結果は以下のとおり。

1位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3位マーク・ウェバー(レッドブル)、4位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、5位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、6位ニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)、7位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、8位ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)、9位ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、10位小林可夢偉(ザウバー)。

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