セルジオ・ペレス、フェラーリ移籍を狙う

2011年04月12日(火)

小林可夢偉のチームメートとして、今年ザウバーからF1デビューを果たしたセルジオ・ペレスは、来年にフェラーリへ移籍できる状態になることを願っている。

2011年のF1開幕戦オーストラリアGPで、ペレスは鮮烈なF1デビューを果たしていた。予想よりも気温が低く、懸念されたタイヤの大幅な性能低下がないことに各チームが戸惑いを見せる中、誰も予想しなかった1回しかタイヤ交換を行わないという戦略を成功させ、可夢偉の1つ前の順位、7位でレースを終えた。

結局、開幕戦ではリアウイングの技術違反により、可夢偉とともに失格処分となったペレスだが、開幕戦での活躍で注目が集まりつつある。

メキシコの大手通信会社テルメックスからの支援を受け、ザウバーのシートを獲得したペレス。しかし、フェラーリのドライバー育成プログラムにも参加している。また、フェラーリはザウバーへエンジン、トランスミッション、KERS(運動エネルギー回生システム)を供給しており、両チームの関係は強い。

そして、現フェラーリドライバーであるフェリペ・マッサは昨年、期待されたような活躍をすることができず、契約は2012年いっぱいになっているものの、今季の成績によっては、今季限りで解雇されるとのうわさもある。

フェラーリのシートを狙っているか質問されたペレスは、テレビ局『BBC One』へ次のように答えた。

「ノーと言ったらうそになるね。いつかあのチームで走ることは、もちろん僕の夢だよ」

「(2012年について)話すにはまだ早すぎると思う。僕にはまだまだ長い道のりが待っていると思うんだ。学ぶべきことも、取り組むべきことも多い。今シーズン終了時には、そういったことへの準備を整えられるといいね」

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