フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは、長年続く政界進出のうわさに対し、いたずらっぽく答えた。
モンテゼモーロがフェラーリ会長職を退き、いよいよ政界に進出するとうわさされているが、それに対して『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に、「私が政界にだって? そうだね、それならばアロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)が首相になって一緒に入りたい」とモンテゼモーロは答え、さらにこう続けた。
「アロンソには強力な個性があるし、楽観的でいながら現実主義者でもあるところから、彼を起用したいね」
モンテゼモーロはさらに、アロンソ首相をサポートする大臣の名を挙げた。
「ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)だろ。彼は賢いし、速い。それにロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスGP)。彼はシューマッハ(ミハエル・シューマッハ/メルセデスGP)を抑えることができるからね。才能があるからペレス(セルジオ・ペレス/ザウバー)。偉大なチャンピオンのハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)」
モンテゼモーロの内閣から、現フェラーリドライバーであるフェリペ・マッサはもれてしまった。マッサのフェラーリとの契約は、来季までになっているものの、今季いっぱいで解雇になるとのうわさが絶えない。
そしてモンテゼモーロは、伝説的F1ドライバーの名も挙げた。
「決して自分では支払いをしなかったラウダ(ニキ・ラウダ)。彼はドリンク代だって払ったことがないからね。決してあきらめないシューマッハ。それにセナ(アイルトン・セナ)。(セナが)亡くなる前に私に言っていたんだ。フェラーリで選手権を獲得することが夢だったと」