ザウバーは、第5戦スペインGP(5月22日決勝)でのレッドブル流の排気システム投入を目指しているようだ。
ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーも、『Blick(ブリック)』へ次のように認めた。
「われわれはバルセロナ(スペインGP開催地)へ新しい排気システムを持ち込む」
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、この新排気システムによって、1周あたり少なくともコンマ5秒のタイム更新が見込まれるようだ。また、次戦トルコGPの金曜フリー走行(5月6日)では、小林可夢偉(ザウバー)が、この新排気システムをテストするという。
ザウバー代表も、「きちんとテストするまでは投入しない」と語った。
前戦中国GPでは、ウィリアムズもレッドブル流の排気システムをテストしていたが、熱によってフロアが焼けてしまうという問題が発生していた。そのため、各チームともレッドブル流の排気システム導入については細心の注意を払っているようだ。
ザウバー同様、ウィリアムズもスペインGPにおいて新排気システムを実戦投入することを目指している。
「スペインで喜べるよう、今は待とうじゃないか。これまでに投入した新技術は、すべてわれわれを進歩させてくれたがね」とザウバー代表は加えた。