セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝時に見せるお決まりのポーズは、うっとうしくてごう慢なものだ。元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンが語った。
ベッテルは予選でポールポジションを獲得したときや、レースに優勝した際、観客やカメラに向かって人さし指を立てたポーズを取るのがお決まりになっている。ベッテルの母国ドイツのメディアはこのポーズを気に入っており、「勝利の指を見せてくれ!」と見出しに書く新聞もあるほどだ。
しかし、オランダ出身のフェルスタッペンは、ベッテルやレッドブルの活躍ぶりが非常に印象的だと認めつつ、『De Telegraaf (テレグラーフ)』紙のコラムで次のように書いた。
「彼らは驚異的なほど強力な印象を与えた。KERS(運動エネルギー回生システム)に問題を抱えていても、彼らのクルマが最強なのだよ」
「セバスチャン・ベッテルは、間違いなくタイトル候補だ。彼の成功をうらやましがっているわけではないが、彼が勝利の度にやる例の指については、うっとうしいものでありごう慢だと感じている」
「もっとも、もし私も自分のF1キャリアの中で彼と同じ状況に置かれたら、私も同じことをしていただろうと認めざるを得ないがね」