F1 2011年、ピット作業最速のチームは?

2011年04月22日(金)

現在のF1でピット作業が最速なのは、メルセデスGPであるようだ。

F1では、2010年からレース中の給油が禁止されていることから、ピットストップではタイヤ交換のみを行う。また、今年からF1のタイヤサプライヤーになったピレリのタイヤは、耐久性の低さからタイヤ交換の回数が増えており、これまで以上にタイヤ交換の素早さが重要になっている。

メルセデスGPは今年、ホイールリムとホイールナットが外れないような機構を開発。これにより、ピット作業の時間短縮に成功したと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は分析している。

このほかにも、各チームともピット作業の時間短縮に取り組んでおり、作業手順の見直しや、信号機のようなシステムでピットアウトを指示する方法、ジャッキやホイールナットを締め付けるホイールガンの改良など、さまざまな面で工夫が見られる。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』がまとめた数字は、ピット作業だけではなく、ドライバーがピットレーンに入ってから、ピットレーンを出るまでのものになっているが、これによると、トップのメルセデスGPと2位になったマクラーレンの平均タイムは0.08秒というわずかな差になっていた。

しかし、3位のレッドブルはメルセデスGPから約コンマ3秒も遅れている。4位につけているのはザウバーで、メルセデスGPとの差は約コンマ7秒。フォース・インディアが5位につけているが、フェラーリは7位に低迷した。

下位3位は2010年から新規参戦した3チームが占めているが、最下位になったのはヒスパニア・レーシング。トップのメルセデスGPからは約3.3秒遅れになっている。

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース