チーム・ロータス、ケーターハム買収を正式発表。チーム名も変更か

2011年04月27日(水)

チーム・ロータスが、軽量スポーツカーメーカーであるケーターハムの買収を発表。新たなタイトルスポンサーを獲得したとの報道もあり、チーム名が変更されるとも報じられている。

チーム・ロータスは27日(水)、この数日間にうわさが続いていたケーターハムの買収を正式に発表した。ケーターハムは、イギリスのスポーツカーメーカーであるロータスから軽量スポーツカーである「セブン」の権利を引き継いで1970年代に誕生したメーカー。フォーミュラカーやクラシックカーを思い起こさせる外見のセブンは、根強い人気を誇っている。

さらに、チーム・ロータスがアンゴラの国営石油企業ソナンゴルとタイトルスポンサー契約を結んだとの報道もある。ソナンゴルは、同チームのテストドライバーであるリカルド・テイシェイラを支援している企業だ。

27日にチーム・ロータスは、ダックスフォード飛行場の滑走路で直線テストを行う予定。ここにテイシェイラと、同チームのレースドライバーであるヤルノ・トゥルーリ、ヘイキ・コバライネンも姿を見せ、新スポンサー獲得とチーム名変更が発表されるとみられる。

オランダのウェブサイト『f1today.nl』によると、チーム・ロータスはすでに「sonangolcaterhamf1.com」や「sonangolcaterhamteamlotus.com」といったドメイン名を登録済みであるようだ。

チーム・ロータスは現在、スポーツカーメーカーであるロータスの母体グループ・ロータスとの間で、「ロータス」の名をめぐる争いを続けている。しかし、ケーターハムの買収によって、この問題が解決する可能性も見えてきた。

「チーム・ロータスは、ケーターハムを宣伝するためのプラットホームになる」とチーム・ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスは『Autocar(オートカー)』へ語り、ケーターハムとF1は「自然な組み合わせ」だと加えた。

「私は以前から、F1を利用して市販車ビジネスに進出したいと考えていた。ロータスでそれを実現したかったが、その道はひどい結果に終わってしまった。ほかの選択肢を探し、ケーターハムが飛び出してきたのだよ」とフェルナンデスは話している。

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