ニック・ハイドフェルド「予選をうまく戦えばチャンスがある」

2011年05月19日(木)

ロータス・ルノーGPのニック・ハイドフェルドが、スペインGPに向けた意気込みを語った。

Q:イスタンブール(トルコGP)では、7位に入って6ポイントを獲得しましたね。振り返ってみていかがですか?

ニック・ハイドフェルド:イスタンブールでのレースはよかったよ。ペースがよくて、前にいるチームとも戦えるスピードがあったと思う。もし予選でもっといい成績を残せれば、僕たちにも日曜(レース)にいいチャンスが絶対にめぐってくる。今は予選に集中しているんだ。

Q:シーズン開幕前のテストでは、あなたもバルセロナ(スペインGP開催地)で走っていましたし、これまでに何度もレースをしていますね。このサーキットは好きですか?

ハイドフェルド:テストでは、ある日に僕たちがクルマを改良すると、別の日に他チームが新パーツを投入するという状態だった。そんな状況では、あまり多くのことは分からないものなんだ。今回は、僕たちも新パーツをたくさん持ち込むから、これでパフォーマンスが向上することを願っているよ。

ハイドフェルド:今回の改良は、今進めている積極的な開発戦略の一部なんだ。それに、チームの全員が熟知しているサーキットだから、すぐにリズムをつかめる。シミュレーターを使っているチームも、ここではアドバンテージが小さくなるんだ。

Q:このコースでのレースには、何か特別な思い出がありますか?

ハイドフェルド:スペインでは、何度かいいレースを走ったよ。挑戦しがいのあるサーキットだから、また走るのが楽しみだね。いろいろな思い出がある。特に覚えているのは、ピットレーンでバトン(ジェンソン・バトン/現マクラーレン)とバトルしたことだね。

ハイドフェルド:僕たちは同時にピットアウトしたんだけど、2人とも制限速度いっぱいで走って、僕が彼の前に出たと思う。

Q:前戦トルコGPでは、タイヤに大きな性能低下が見られました。ドライバーとして、コース上ではどのようにタイヤの性能低下を防ぐことができますか?

ハイドフェルド:今年のピレリタイヤだと、ドライバーが性能低下の影響を小さくするためにできることは少ないよ。でも、R31(ロータス・ルノーGPの2011年型車)は、ほかのクルマに比べるとタイヤにやさしいんだ。これで僕たちはかなり有利になっている。

ハイドフェルド:クルマをうまく扱うことで、ドライバーも状況を改善させることができると思うけど、それ以上に重要なのはクルマのセットアップだよ。もし事前にクルマをうまく準備できていれば、いい状態で戦える。

Q:あなたは現在、ドライバーズ選手権で7位です。今年はどんなことを達成できますか?

ハイドフェルド:今年は、チームの全員が力を出し切る必要がある。僕もチームの力をすべて引き出すことに集中しないといけないけど、最終的な選手権の順位について話すには、まだ早すぎると思う。

ハイドフェルド:ニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)は僕から1ポイント少ないだけなんだけど、メルセデスGPがこの2レースで大きく進化してきた。彼らはトルコでポイントをたくさん獲得したけど、僕たちもたくさん獲得していたから、彼らの前にとどまれた。

ハイドフェルド:フェラーリ勢からも大きく離されているわけじゃない。フェリペ・マッサ(フェラーリ)は、僕より後ろでゴールしたレースが何度かあったし、ポイント数でもあまり離されていないから、近いうちに選手権の順位で彼に挑むのが目標だよ。

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