エイドリアン・スーティル、傷害事件の友好的解決を望む

2011年05月22日(日)

エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)のマネジャーは、傷害事件で刑事告訴されたスーティルが、自身のキャリアと自由のためにこの件の「友好的な」解決を望んでいると語った。

ロータス・ルノーGPのオーナー企業ジェニイ・ キャピタルの代表を務めるエリック・ルクスは今週、中国のナイトクラブで中国GP後に開かれたパーティーの際、割れたグラスで首に切り傷を負ったことについて、スーティルを刑事告訴することに決めたと発表した。

しかし、スーティルのマネジャーであるマンフレッド・ジマーマンは取材に応じ、ルクスが実際に告訴状を提出した形跡はないと話している。

「当事者間での友好的な解決方法を探っている」とジマーマンはコメントした。

ルクスの刑事告訴が受理された場合、スーティルは刑務所に入るなどの実刑判決を受ける可能性もある。

フォース・インディアはスペインGPにおいてもスーティルの契約は有効であると認めているが、来週に迫るモナコGPでのドライバーラインアップについて、正式なコメントは残していない。

さらに、スーティルの友人であるルイス・ハミルトン(マクラーレン)もこの件に巻き込まれる可能性があるようだ。

問題となったパーティーは、中国GPに優勝したハミルトンを祝福するものであり、スーティルは友人としてこのパーティーに出席していた。また、負傷したルクスが現場を離れた直後、ハミルトンがボディーガードと共に現場となったナイトクラブ『M1nt』を去ったと言われている。

ルクスの弁護士は「本件にかかわった別の人物」に対して訴訟を起こす可能性を示唆しているが、ハミルトンはこの件について「何も言うなと言われているんだ」とだけ話している。

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