フォース・インディア、エイドリアン・スーティル解雇の可能性を認める

2011年05月28日(土)

エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が関連した傷害事件について、チームオーナーのビジェイ・マリヤは、スーティルがフォース・インディアのレースシートを失う可能性があると認めた。

中国GP後に上海で行われたルイス・ハミルトン(マクラーレン)の優勝記念パーティーに友人として友人として参加したスーティルは、割れたシャンパングラスでロータス・ルノーGPのオーナー企業ジェニイ・キャピタルのエリック・ルクスCEOに傷を負わせたとされている。

ルクスはその後、スーティルを刑事告訴することに決めたと発表しており、マリヤはスーティルの行為が契約違反にあたると明かしたのだ。しかしマリヤは、ルクスがプレスリリース以降、何の行動も起こしていないと語った。

「われわれはエイドリアンの行為について、どの国でも正式な告訴のことは聞いていない。だからわれわれが、エイドリアンが何かしたとみなすことは非常に不適切だ」

それでもマリヤは、スーティルに対する告訴が正式に提出されればフォース・インディアは「適切に対応」すると認めた。

「契約はエイドリアンの行動を擁護するわけではない。だが、傷害行為があったと私が確認しない限り、契約は守られなければならない」

「私は中国で何があったのか知らないんだ。私の部下も知らない。だから法に任せるよ」

「もし、エイドリアンが起訴されたら、状況を見守ることになる」ともマルヤは加えている。

一方、スーティルのマネジャーを務めるマンフレッド・ジマーマンは、ルクス自身、ルクスの弁護士、関係者から正式なことは何も聞いていないと述べた。

1週間前のスペインで初めてメディアにこの件について触れたジマーマンは、『DPA通信』に「状況は何も変わっていない」とコメントし、次のように加えた。

「われわれは向こうからの反応を待っているところだ。これまでは何も聞いていないよ」

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