F1 フランスGP、FIA会長から復活の支持を得る

2011年06月08日(水)

F1を統括する団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、フランスが将来、ベルギーGP開催地のスパ・フランコルシャンと交互開催でカレンダーに復活する可能性があるとの報道を支持しているようだ。

フランスメディアによると、スパのプロモーターを務めるアンドレ・マエスは最近、フランスGP関係者に交互開催の案について「たずねられた」と明かしている。

マエスは『Journal du Dimanche(ジュルナル・ドゥ・ディマンシュ)』に、「面白そうだ。今後のニュースに期待だね」と語った。

フランスの有名コメンテーターのジャン・ルイ・モンセは、この報道についてトッドにたずね、トッドのコメントを『Auto Plus(オト・プリュス)』のコラムに載せている。

それによると、トッドは次のように語ったという。「FIA会長としてはフランスGP開催に直接かかわっているわけではないが、私はフランス人だからフランスGPが再びカレンダーに復帰するのを見たいよ」

「特に政府高官のレベルで多くの人がかかわり、前向きな解決策を見いだそうと努力していることを知っている。しかし今は問題に取り組んでいる彼らに任せるしかない」

「もし、われわれが最終的な後押しをできるようなら、もちろんするさ」

「交互開催の可能性も聞いているが、かなり非公式なものだ。だから、これ以上コメントすることはできない」

フランスGPの次期開催地は、2008年に最後のフランスGPを開催したマニクールではなく、F1最高責任者のバーニー・エクレストンとかかわりの深いポール・リカールになるものとみられている。

エクレストンは『sports.fr』に、「世界で最高のサーキットの1つだ。(ポール・リカールでフランスGPが開催されれば)理想的だね」と話し、こう続けた。

「もし誰かが私のところへやってきて、『私には資金がある。グランプリを開催するサーキットが必要なんだ』と言って来れば、たとえそれが中国からやってきた人でも、フランスでグランプリが開催される限り、喜ばしいことだ」

『Journal du Dimanche(ジュルナル・ドゥ・ディマンシュ)』は、フランスのフランソワ・フィヨン首相が、ロータス・ルノーGPのチーム代表でフランス人であるエリック・ブーリエに、フランスGP復活のための手助けを求めたと伝えている。

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