メルセデスGP、2012年に集中か

2011年06月11日（土）

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メルセデスGPが2012年に向けて目標をシフトしたという兆候が強くなっている。

メルセデスGPは、現在のマシンW02の開発をあきらめたわけではないが、チーム代表のロス・ブラウンは最近、ドライバーのミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグが、本当に「優れた」クルマを手にするには、来シーズンまで待つ必要があると語った。

ロズベルグは『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』に、今年のクルマには根本的な問題があるとコメントしている。

『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』によると、ロズベルグは「今年、優勝することは難しいだろう。だから、僕たちの目標はトップチームに近づくことだ」と話したという。

シューマッハも次のように加えている。「僕たちは今、目標に向かって取り組んでいるところで、今やっていることすべてが来年すごく重要になるはずだ」

「ほかのチームが前進している間に、僕たちは問題に取り組み、時間を失っている。だから今年中に解決する必要がある。そうしないと、来年まで問題を引きずることになるからね」

F1の世界では悠長に構えることはできない。しかし、シューマッハは忍耐力を持つことが必要不可欠だと主張する。

「僕たちは新しいことに取り組んでいる途中なんだ。ロスも僕も、物事がどんな風に組み立てられるかわかっている。チームのアプローチは正しい方向にあるよ」

「時間はかかるんだ。レッドブルは4、5年かかった。フェラーリだって5年で好調の時期は終わった。僕たちにはマジックで何かをすることはできないし、半年では無理なんだよ」

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