メルセデスGP、チーム名変更を発表

2011年12月06日(火)

メルセデスGPが5日(月)、2012年はチーム名を変更し、メルセデスAMGとしてF1を戦うと発表した。

メルセデスGPは、ホンダF1の経営陣がホンダのF1撤退後にチームを引き継ぐ形で発足したブラウンGPを、メルセデスの親会社ダイムラーが買収して2010年に誕生したF1チーム。誕生当初からミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグという2人のドイツ人ドライバーが所属している。

一方のAMGは、メルセデスの高性能車やスポーツモデルを扱うブランドで40年以上の歴史がある。もともとはメルセデスと別会社であったが、現在ではメルセデスに買収され、メルセデスの一部門になっており、AMGブランドでのモータースポーツ活動も行われているほか、F1のセーフティカー、メディカルカーもAMGブランドから供給されている。

マレーシアの国営石油企業ペトロナスがメインスポンサーであるため、チームの正式名称はメルセデスAMGペトロナス・フォーミュラ1チームとなる。また、F1チームの名称変更に合わせて、F1エンジンなどを開発するメルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンス・エンジンズは、メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズへ名称が変更される。

メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、次のように語った。

「われわれの新チーム名は、モータースポーツ界の最高峰でAMGとメルセデス・ベンツ・シルバーアロー(メルセデスのレーシングカー)が持つ誇りある伝統を融合させるものだ。この3文字はハイテク、スポーツ面のパフォーマンス、そして興奮と同義でもある。今回の一歩は、メルセデス・ベンツが続けてきたF1への戦略的な取り組みをさらに強く示すものだ」

チーム代表のロス・ブラウンも、「このチームのアイデンティティに、パフォーマンス面でまた1つ力強い要素が加わった」とコメントしている。

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