日産・ルノー、ロシア最大手アフトワズを買収へ F1への影響は

2011年06月16日(木)

日産とルノーがアフトワズを共同買収で合意した、と『国際自動車ニュース』など各メディアが報じている。

16日付の『日経新聞』によると、ルノーはすでにアフトワズに25%強資本参加しており、今回25%前後を日産が最大10億ドル(約800億円)近く出資することで、両社合計で50%超を取得する見通し。これにより日産・ルノーは、販売台数でフォルクスワーゲンを抜き、トヨタ、ゼネラルモーターズに次ぐ世界3位に浮上する。

2010年より、F1ルノーチーム(現ロータス・ルノーGP)には、アフトワズ社のブランド『ラーダ(LADA)』のロゴが入っており、初のロシア人ドライバーとなるビタリー・ペトロフが起用されている。

背景には、ロシアのプーチン首相が経営難に陥っている自国の自動車メーカー、アフトワズ再建に向けて、F1スポンサー効果でブランドイメージアップを狙い、F1への資金提供を決めていた。

今回の日産・ルノーによるアフトワズ共同買収により、F1業界ではペトロフが将来のF1シートを確保する可能性が高まったという声も聞かれている。

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