現在スペインGPの開催地であるカタルーニャ・サーキットは今後もそのF1開催地としての立場を守るために、交渉を開始したと伝えられている。
現在、バルセロナのカタルーニャ・サーキットは2012年度の暫定F1スケジュールにもスペインGPの開催予定地として記載されている。しかし、今週になって来年度のスペインGPはバレンシアで開催されることになるかもしれないとの記事が出された。
サーキットの責任者であるサルバドール・セルビアは、その記事は“でっちあげ”だと主張しているが、スペインのスポーツ紙『AS』は、その推測にはいくつかの真実が含まれていると指摘している。
『AS』によれば、バルセロナは先週ヨーロッパGPが開催されたバレンシアと、スペインGPを1年ごとに交互に開催するという案について交渉を始めたという。
同時に『AS』には、バレンシアの行政機関はすでにF1最高責任者のバーニー・エクレストンとの間で文書の取り交わしを始めており、その内容は、2021年までの間、ヨーロッパで開催されるF1レースのうち、早い時期にバレンシアでスペインGPを開催するというものだ、という記事も掲載されている。