フェルナンド・アロンソ「レッドブル移籍を断ったことは後悔していない」

2011年07月05日(火)

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、数年前にレッドブルからのオファーを断ったことを後悔していないと語った。

昨年、ルノーからフェラーリへ移籍してタイトルを争ったアロンソだが、王座はレッドブルにさらわれ、今季もそのレッドブルが最高のクルマを擁して他を寄せ付けない強さをみせている。

すでにフェラーリとの間で長期契約を結んでいるアロンソだが、レッドブルを袖にしたことを悔やんでいないかとの『formulasantander.com』の質問にこう答えている。

「全然。(レッドブルに行っていれば)3回か4回チャンピオンになれたかもしれない。でも今こうしてフェラーリに乗ることができる喜びにはかなわなかっただろうね」

「レーシングドライバーにとっては、チャンピオンになるよりも、フェラーリを運転できることのほうがもっと重要だと思うんだ」

同時に、アロンソは2007年にルイス・ハミルトン(マクラーレン)と個人的に衝突したと思われていたが、ハミルトンとまた一緒に同じチームになることも問題ないと語った。

アロンソは2007年にマクラーレンへ加入したものの、この年にマクラーレンでF1デビューを果たしたハミルトンは、マクラーレンが幼少時代から支援し育て上げてきたドライバーだった。そして、チーム側がハミルトンを優遇していると考えたアロンソとチーム首脳陣が対立。アロンソは契約期間が残っていたにもかかわらず、マクラーレンとの契約を解除していた。

「ハミルトンとの間には何もなかったし、同じマクラーレンにいることも問題なかったよ。僕は彼に対して絶対的な敬意を払っていた。別にマクラーレンのときだけじゃなくて、彼とチームメートになるのはいいことだよ」

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)ともうまくやれる、と言ったアロンソはまた次のように言葉を続けている。

「僕は誰がチームメートであってもかまわないんだ。これまでも素晴らしいドライバーたちと一緒に仕事ができて幸運だったと思っている。でも、僕と同じチームになると、そのチームメートのほうは遅くなったり、もうダメになってしまったりするみたいなんだけどね」

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