【レース動画】インディカー第9戦トロント、ダリオ・フランキッティが優勝

2011年07月12日(火)

インディカーの第9戦が10日(日)、トロントで行われ、チップガナッシのダリオ・フランキッティが優勝。KVレーシング・テクノロジーから参戦している佐藤琢磨は、20位になった。以下、ホンダのプレスリリースより。

IZODインディカー・シリーズ、2011年の折り返し点となる第9戦はカナダのオンタリオ州トロントで開催されました。今年もオンタリオ湖畔でのレースウイークエンドは好天に恵まれ、心地よい初夏の暑さの中で大勢のファンがインディカー・レース観戦を楽しみました。

路面に凹凸が多く、ドライビングが難しいことで知られるトロントのストリートコースでは、ウィル・パワー(Team Penske)がポールポジションを獲得し、予選2、3番手にはライバルチームであるChip Ganassi Racingのスコット・ディクソンとダリオ・フランキッティが並びました。シリーズポイントでもトップ3を占める彼らは、トロントですさまじいバトルを展開し、集まったファンを熱狂させました。

レースはスタート直後の1周目にトニー・カナーン(KV Racing Technology-Lotus)とライアン・ブリスコー(Team Penske)のアクシデントが発生したのを皮切りに、フルコースコーションが8回も出される荒れた展開となり、クラッシュにより6台がリタイアを喫したほどでした。チャンピオン争いを繰り広げているパワーとフランキッティも85周のレースの56周目に接触。パワーはその後にアレックス・タグリアーニ(Sam Schmidt Motorsports)に追突され、ゴールまで走ることができませんでした。

ピットストップのタイミングの違いによって、レース終盤にはグラハム・レイホール(Chip Ganassi Racing)がトップに躍り出ましたが、チームメートのフランキッティとスコット・ディクソンが彼をパス。最後はフランキッティとディクソンによるチームメート同士のバトルとなり、フランキッティが今シーズン4勝目、キャリア30勝目を飾りました。3位には昨年同様にライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)が入賞し、4位には第8戦アイオワで優勝したばかりのマルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)が、予選20番手という後方スタートながら食い込みました。

この結果、トロントを前に行われたオーバル4連戦でポイントトップに躍り出ていたフランキッティは、パワーがクラッシュによるリタイアで10点しか稼げなかったため、ポイントリードを20点から55点へと大きく広げることに成功しました。

ダリオ・フランキッティ

「とてもワイルドなレースでした。トロントでのレースはミスを許さないものとしてとても難しく、今日も多くのドライバーたちが攻撃的なドライビングを展開していて、アクシデントが多発していました。私はレース終盤にチームメートのグラハム・レイホールと好バトルを行い、その後には、やはりチームメートのスコット・ディクソンとトップ争いを繰り広げました。ディクソンは今週とてもマシンの仕上がりがよかったので、彼を封じ込めるのは難しいかとも考えましたが、ゴール前の数ラップで私のマシンはとてもハンドリングがよくなっており、優勝することができました。キャリア30勝目を飾ることができ、とてもうれしく思います。

ウィル・パワーとの接触は、彼のイン側に入ってコーナーをサイド・バイ・サイドで回ったことで起こりました。自分としては壁が右側に迫っていて、あれ以上は右に寄ることができない状態でした。アクセルを戻して接触を避けるつもりが、少し反応が遅かったようで彼とぶつかってしまいました。残念ですが、あの接触はレーシングアクシデントだったと思います。今日に限らず、私は誰に対しても汚いレースをしたことはありません」

インディカー第9戦トロント、ハイライト動画

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース