10月9日(日)に決勝が行われる日本GPを前にして、小林可夢偉(ザウバー)が世界へ日本の安全性をアピールした。
先週末にドイツGPが行われたニュルブルクリンクでは、F1の最高責任者バーニー・エクレストンや、日本GPの舞台である鈴鹿サーキットの広報、海野勝氏が福島原発での事故による放射能汚染の心配はないとアピールしていた。
『Al Jazeera(アル・ジャジーラ)』によると、この場で可夢偉は、次のように語って鈴鹿へ来て日本GPを観戦するよう世界に呼びかけていたという。
「僕も現地へ行きましたが、僕は元気です。日本では誰も心配していません。鈴鹿へ行くことで、みなさんへの支援を表明することができます。いろいろな場所から鈴鹿へ来てくれることを期待しています」
また、エクレストンは寄付のため、個人的に3,000枚のチケットを購入したことを明かし、日本戦のボイコットをライダーが呼びかけているMotoGPのような事態がF1で起こることはないと自信を見せた。
ジャーナリストのアグネス・カルリエは、次のようなエクレストンのコメントを伝えている。
「なぜ2輪のライダーたちがあんな反応をしているのか分からない。F1では、誰も問題があるなどと思っていないよ」