ドイツのオッシャースレーベンで31日(日)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)の第8戦が行われ、第1レースではイバン・ミュラー(シボレー・クルーズ)が優勝。第2レースではフランツ・エングストラー(BMW 320TC)が初優勝し、第3戦から続いていたシボレー勢の連勝がようやく止まった。
第1レースでは、ポールポジションからスタートしたミュラーが、ロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)とのバトルを制して優勝。2位ハフ、3位はガブリエル・タルキーニ(セアト・レオンTDI)となった。
続く第2レース、ポールポジションからスタートしたエングストラーだったが、すぐに2番手へ後退。しかし、トップに立っていたノルベルト・ミケリズ(BMW 320TC)が8周目にスピンしたことでエングストラーがトップに。エングストラーがそのままチェッカーフラッグを受け、50歳にしてWTCC初優勝を果たした。2位はアラン・メニュ(シボレー・クルーズ)、3位はガブリエル・タルキーニ(セアト・レオンTDI)だった。
谷口行規(シボレー・クルーズ)は、第1レースで17位、第2レースは14位となった。
この結果、ドライバー部門のランキングではハフが首位のままだが、2位ミュラーとのポイント差はわずか6ポイントに。マニュファクチャラー部門では、シボレーが首位の座を守っている。