イギリスのドニントン・パークで17日(日)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)の第7戦が行われ、イバン・ミュラー(シボレー・クルーズ)が第1レース、第2レースともに優勝した。
第1レースでは、ポールポジションからスタートしたミュラーがそのまま優勝。2位にロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)、3位にアラン・メニュ(シボレー・クルーズ)が入り、第6戦に続いてシボレー勢が第1レースでの表彰台独占を果たした。
その後の第2レースでは、大混乱のレース展開になったものの、10番グリッドからスタートしたミュラーが驚異的な追い上げを見せる。ミュラーは、接触しながらハフを抜く場面もあり、レース後には次戦での3グリッド降格ペナルティーを受けた。しかし、ミュラーの勢いをとめる者は現れず、第1レース、第2レース連勝を達成した。
谷口行規(シボレー・クルーズ)は、第1レースで16位、第2レースでは13位となった。
この結果、ドライバー部門のランキングではハフが首位の座を守ったが、ミュラーが着実にハフとのポイント差を縮めている。マニュファクチャラー部門では、シボレーが首位のままだが、2位はBMWに代わった。