レッドブルのデザイナーは過大評価されているとフェルナンド・アロンソ

2011年08月10日(水)

レッドブルのデザイナー、エイドリアン・ニューイは確かに天才だが、チームの成功にどれだけ貢献しているか、あまり過大評価しないほうがいい。こう語るのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だ。

ニューイは、技術責任者としてウィリアムズとマクラーレンの両チームでもタイトルを獲得し、2年連続のドライバー部門、チーム部門2冠が有力視されるレッドブルの強さも、ニューイがいればこそと言われている。

イタリアの有名な避暑地ドロミテで、フェラーリ夏のマスコミ・イベントに出席したアロンソは、スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』にこう話す。

「F1に魔法は存在しない。どんな天才も1人ですべてはできないというのに、それでも皆はニューイをほめちぎる。確かに彼は素晴らしい。良いマシンを世に出したよね。そんな天才の彼だけど、最初の5年は大したマシンを作らなかったじゃないか」

「成功するには多くの要素が必要だ。例えば、頭脳明せきな人間集団や予算。それらが正しく組み合わないと、成功は不可能だよ」

「仮にニューイがヴァージンに行ったところで、チーム構造がしっかりしていなければタイトルは取れない」

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