今季のF1開幕前にラリーで大けがを負い、現在リハビリ中のロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)だが、母国ポーランドの日刊紙『Rzeczpospolita(ジェチュポスポリタ)』の記者でもある友人ミコライ・ソコルが『sport10.at』へ語ったところによれば、クビサはF1復帰に向けて著しい回復ぶりを示しているという。
「彼の今の状態は奇跡だ」
「半年近く前に病院で手術が終わって何時間か後の彼に会ったときには、期待もできなかった」
記事によれば、クビサはすでに単独での歩行も可能となっており、今月末にはひじの機能を改善させるための手術も予定されているという。
ソコルによれば、回復に向けたクビサの意思は並はずれたものであるようだ。
「かなりの鎮痛剤を投与されてベッドに横たわっていたときでさえ、元気に冗談を言っていたよ。暇さえあれば体の動かすことができる部分の訓練を欠かさなかった」
「ベッドから出ることを許されたときには、どんなに痛くてもそれに耐えていたし、右足を可能な限り動かそうとしていた」
一方、やはり2009年シーズン前に足の骨折から復帰した経験を持つレッドブルのマーク・ウェバーによれば、回復のためのリハビリはとてもフラストレーションのたまるものだという。
ウェバーは当時のことを思いおこしながら、ポーランドのウェブサイト『onet.pl』に次のように語っている。
「3日進展したと思えば、次の3日は何も変わらなかったりする」
「毎日の運動は退屈だしね。まるでレンガを1個1個積みながら大きな壁を作ろうとしてるような感じさ」