スパ・フランコルシャン、交互開催の交渉中を認める

2011年08月11日(木)

ベルギーGPの主催者がスパ・フランコルシャンにおいて、将来的に隔年でF1レースを開催する可能性があることを認めている。

ファンからの人気の高いスパ・フランコルシャン・サーキット。最近では復活をめざすフランスGPと1年おきに交互開催されることになるのではないかとうわさされていた。

ベルギーGPのプロモーターであるエティエンヌ・ダヴィニオンが通信社『Belga(ベルガ)』に語ったところによれば、解決案について今まさにスパ・フランコルシャンとF1最高権威者であるバーニー・エクレストン、そしてフランスの関係者との間で話し合われているという。

「自国でF1レースを開催したいと望んでいる国同士の競争が激しくなってきている。交互開催という解決案はベルギーGPを永続的にF1カレンダーに残すことになるだろう」

ダヴィニオンはまた、スパ・フランコルシャンはF1が開催されない年にはF1開催を継続させるための資金調達に役立つ活動を実施することができるだろうとも述べている。

「グランプリの管理組織はスパ・フランコルシャン・サーキットを3週間にわたって閉鎖することを求めている。この期間は別の活動に充てられるはずだ」

ロータス・ルノーGPのオーナーであるジェラルド・ロペスが9日(火)に、サーキットそのものを収益源とすることも方法のひとつだと発言したと伝えられているが、これについてダヴィニオンはサーキットの私有化については“選択肢にない”と述べている。

一方、もうひとりのスパ・フランコルシャンの関係者であるアンドレ・マースは、ベルギー人ドライバーのジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)がF1に参戦していることで、わずかにではあるがチケットの売り上げが例年よりも伸びているとフランドル地方の新聞『De Morgen(モルゲン)』に語っている。

「(ダンブロシオの)効果はここ数カ月にわたって顕著に表れている。そしてジェロームがもっとよく知られるようになった2012年にはさらにその効果は大きくなるだろう」

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