ロンドンの暴動に反応するF1関係者ら

2011年08月12日(金)

F1は現在束の間の夏休み中だが、ロンドンで発生した暴動に対し反応したF1関係者もいるようだ。

イギリスの若者たちが暴徒と化した今週、略奪や破壊行為が繰り返された。これに対し、ピレリのモータースポーツ・ディレクターのポール・ヘンベリーは厳しい姿勢で臨むべきだとし、「腹立たしいなんてもんじゃない。人種、宗教、社会的地位に関係なく、沢山の連中に嫌悪を感じるよ。みんなただ暴れたいだけだ」と自身のツイッターで述べた。

かつてマクラーレンのドライバーを務めたイギリス出身のマーク・ブランデルもこの事態に怒りを隠そうとしていない。「もし連中がそんなに乱暴で、暴れまわり、盗みを働いているのならば、なぜ彼らの顔を隠しているんだ? それは卑きょう者だからだろう、恥を知れ!」と語った。

『BBC』のF1実況アナウンサーのジェイク・ハンフリーは「おとなしく、安全なところに居よう。暴れているのは一部の人間で、ほとんどの人は暴れたりなんかしていない」と自らのツイッターでフォロアーに対しつぶやいた。

その一方で、F1の商業面を取り仕切る傍ら、ロンドンのサッカーチーム「クイーンズ・パーク・レンジャーズ」のオーナーでもあるバーニ―・エクレストンは、この暴動がサッカーのプレミアリーグ開幕に影響を及ぼすのではないかと懸念している。

「(試合の延期は)世界各国に非常に悪い印象を与える。私がこれまでに訪れた場所でプレミアリーグを放送していないところはない。どこにいようが、いつでもテレビでマンチェスター・ユナイテッドを観ているよ。もうすぐロンドン・オリンピックも開催されることだし、イギリスにとってはとても悪いニュースだ」とエクレストンは語った。

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