F1第12戦ベルギーGPフリー走行3回目、詳細レポート

2011年08月27日(土)

2011年F1第12戦ベルギーGPフリー走行3回目が、8月27日(土)の現地時間11時(日本時間18時)から60分間、スパ・フランコルシャン(1周/7.004km)で行われ、雨が降る中マーク・ウェバー(レッドブル)がトップに。小林可夢偉(ザウバー)は14番手になった。

セッション開始時の天候は雨、気温14℃、路面温度は15℃。セッション開始前から雨が降っていたが、セッションが始まると一気に雨が強くなった。その中でも各車は、雨用タイヤを装着してシステムチェックなどを行うインストレーションラップのためコースへ。

だが、水量が多いとき用のウエットタイヤを装着してもスロー走行せざるを得ないほど雨が強く、各車ともインストレーションラップを終えた後はガレージにとどまった。

開始約30分で、トロ・ロッソの2台とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がタイム計測を開始。これをきっかけに、ほかのチームも徐々に走行を開始した。トップチームが走行を始めてからもトロ・ロッソ勢が速さを見せ、トロ・ロッソの2人が次々にトップタイムを更新していった。

残り20分の段階で、トップは2分13秒306を記録しているセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)。2番手にはチームメートのハイメ・アルグエルスアリがつけている。3番手は、フォース・インディアのエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)。

残り約15分、フォース・インディアの2人が続けざまにトップタイムを更新。まずはスーティルがトップタイムを塗り替え
、その直後にポール・ディ・レスタがスーティルのタイムを更新した。ディ・レスタが記録したのは2分12秒955。

ここまで多くのクルマがウエットタイヤで走行していたが、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が水量の少ないとき向けのインターミディエイトタイヤを装着してコースイン。シューマッハは2分13秒199を記録して2番手に。

残り約10分、アルグエルスアリが2分11秒045を記録してトップに。しかしその直後、ブエミが2分10秒580を記録してトップタイムを塗り替えた。だが、アルグエルスアリが次の周に2分9秒948を記録。アルグエルスアリがトップになった。

残り約5分、2分8秒988を記録したマーク・ウェバー(レッドブル)がトップに。セッション終了直前にルイス・ハミルトン(マクラーレン)が速いペースで走行したものの、ウェバーのタイムには届かず2番手どまり。このままセッション終了となった。小林可夢偉(ザウバー)は、2分13秒182を記録して14番手になっている。

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