ヒスパニア・レーシング(現HRT)を買収したスペイン最大のベンチャー企業テサン・キャピタルは、7月にスペイン人のルイス・ペレス・サラを新たにHRTのアドバイザーとして就任させている。ペレス・サラは1988年から2年間、ミナルディからF1に出走した経験を持つ元F1ドライバーだ。
そのペレス・サラが、ベルギーGPが開催されたスパ・フランコルシャンにおいてスペインのウェブサイト『CarAndDriverTheF1.com』に対し、現在うわさされているチーム代表コリン・コレスの更迭問題について次のように語っている。
「そうではない。HRTの代表を変えるという考えはないよ。現在の全てのスタッフをそろえたのは彼だからね。現在、あるいは来年においては、それは(更迭は)意味のないことだ」
ペレス・サラはまた同時に、HRTが来年もコスワースのエンジンを用いること、さらにウィリアムズとの技術提携を継続することについても言及している。
「われわれはコスワースと来年度の契約を交わしているし、ウィリアムズとの合意もある。われわれはこれらの構成を継続してゆくよ。なぜならそれがクルマに関しての問題ではないからね」