F1テスト禁止は若手に厳しいと元F1ドライバー

2011年09月09日(金)

元F1ドライバーのジョニー・ハーバートが、シーズン中にテストを行うことが禁止されている現在のF1は、若手ドライバーにとって厳しい環境だと語った。

ハーバートによると、多くのテストが許されていた90年代にあっては、キャリアのスタート時点で殻を打ち破り、チームの首脳陣に印象付けることが今より簡単だったという。

現在のF1では、コスト削減のためシーズン中のテストが禁止されている。以前のF1では、ひんぱんにテストが行われており、F1デビューを目指す若手ドライバーやデビューしたてのドライバーにとっては、トレーニングやチームに対するアピールの場にもなっていた。

ハーバートは、ヨーロッパGPの際にヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)に代わって出場したカルン・チャンドックと、来月に初開催されるインドGPでHRTから出場するとみられているもう1一人のインド人ドライバー、ナレイン・カーティケヤンを引き合いに出して次のように続けた。

「彼らはろくにサーキットで走ってもいないのに、クルマに乗って、速く走ることを期待されるんだ。そんな風にうまくはいかないんだよ」

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