F1第13戦イタリアGPフリー走行1回目、詳細レポート

2011年09月09日(金)

2011年F1第13戦イタリアGPフリー走行1回目が、9月9日(金)の現地時間10時(日本時間17時)から90分間、モンツァ・サーキット(1周/5.793km)で行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は、14番手になった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温24℃、路面温度は19℃。各車がシステムの確認などを行うインストレーションチェックを終えると、開始約15分で早速ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)がタイム計測を開始。まず1分43秒577を記録すると、ダンブロシオはすぐにピットへ戻ってしまった。

その後、コースインするドライバーはいるものの、開発パーツの確認などを行っているのか、どのクルマもタイム計測を行わずにピットへ戻った。開始約25分でダニエル・リチャルド(HRT)が1分33秒223を記録してトップタイムを更新。これと同時に、多くのクルマがコースインし、タイム計測を開始した。

開始約30分、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)が1分29秒779を記録してトップに。セルジオ・ペレス(ザウバー)は1分31秒922で2番手につけたが、ペレスはDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使用せずに走行していた。多くのドライバーが同時に走行を開始したことから、コース上が混雑し、順位も目まぐるしく変動している。

超高速コースということで、車体を地面へ押し付けるダウンフォースを減らしたセッティングにしてあるため、ブレーキングで安定せず、止まりきれないクルマが多い。

開始約40分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分26秒381を記録してトップに浮上。ベッテルはその後も自身のトップタイムを更新しながら周回を重ねていく。しかし、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分25秒203を記録してトップタイムを更新。また、マーク・ウェバー(レッドブル)が1分25秒788で2番手に浮上してきた。

開始約50分、ハミルトンが1分24秒512を記録して自身のトップタイムをさらに更新。また、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が1分25秒409を記録して2番手に浮上した。この段階では、ティモ・グロック(ヴァージン)のみがタイム計測を行っていない。

開始約60分、ヘイキ・コバライネン(チーム・ロータス)がトラブルのためスローダウン。結局、コバライネンはピットへ戻ることができず、コース脇にクルマを止めた。また、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が最終コーナーのパラボリカでバランスを崩し、コースアウトしたものの、クラッシュすることなくコースへ復帰した。

残り約15分、第1シケインでダンブロシオがクルマを降りた。ダンブロシオは排気口から白煙を出し、その後、自らクルマを止めていた。

残り数分、ハミルトンが再び自身のトップタイムを更新。ハミルトンの記録したタイムは1分24秒127。そして、ハミルトンはセッション終了直前にもタイムを更新した。結局、1分23秒865を記録したハミルトンがトップに。1分23秒台のタイムを記録したのはハミルトンだけだった。小林可夢偉(ザウバー)は、1分26秒996を記録して14番手になっている。

【結果】イタリアGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

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