フェルナンド・アロンソ「モンツァで勝つことに集中している」

2011年09月09日(金)

フェラーリのフェルナンド・アロンソが、モンツァ・サーキットで行われるイタリアGPに向けた意気込みを語った。

フェルナンド・アロンソ
「(コースの)レイアウトやスピード、ファン、そして公園の中という立地から、モンツァでのレースはとても特別なものなんだ。去年、初めてフェラーリドライバーとしてここに来て、フェラーリに対するイタリアの情熱を感じたけど、素晴らしかったよ」

「今週末の僕たちが目標にするのは、グランドスタンドのファンへ、いいショーを届けること。フェラーリで働く多くの人たちが、家族と一緒に観客として来てくれるから、僕たちにとって特別な一戦なんだ。僕たちはすべてのレースで100%の力を出しているけど、金曜から日曜までを完ぺきにこなすため、チームの全員がいつも以上に気をつける」

「確かに僕たちは気温が低くなったコースで苦戦していた。この4レースか5レース、僕たちにとっては厳しい夏になったけど、今回のパフォーマンスがどれほどになるのか予想できない。いつものように、マクラーレンやレッドブルとの戦いになるだろうけど、長いストレートがあるここでは、メルセデスGPも速いと思うよ」

「(マクラーレン在籍時の2007年に記録したイタリアGP優勝と、フェラーリで記録した昨年の優勝は)まったく違う勝利だった。去年はとても感情が高ぶったよ。日曜(決勝)だけではなくてね。フェラーリで走っていると、空港に到着したときや、ホテル、パドックなどでその違いを感じられるし、ほかのレースよりイベントなども多いからね」

「イタリアのチームが勝ってティフォシ(熱狂的フェラーリファン)が喜んでいる姿を、表彰台から見ているととても素晴らしい光景だった。でも、2007年に勝ったときはほかのサーキットでの優勝と変わらなかったんだ」

「今は、(来季の)開幕戦から競争力を発揮できるよう、懸命に作業を進めている。これから開幕に向けたテストを冬に開始するまで、難題が待ち受けているのは分かっているよ。でも、F1で確かなことなんて何もない。F1は複雑なスポーツだし、2月にクルマをサーキットで走らせると、驚くことになるんだ。いい驚きにしろ、悪いものであるにしろね」

「でも、フェラーリには競争力を上げるために適切な人材がそろっているという確信がある。今年残りのレースでは、最低限の改良だけをやっていく。だから、どうするのかはコースによって違ってくるね。でも今は、またモンツァで勝つことに集中している」

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