フェラーリのフェルナンド・アロンソは、モンツァ・サーキットで行われたイタリアGPを4番手からスタートして、3位表彰台を獲得した。
フェルナンド・アロンソ
「スクーデリア(フェラーリ)のレーシングスーツを着て、またこの素晴らしい表彰台に立てるなんて、とても興奮するよ。昨日言ったように、表彰台を獲得した。いいスタートを決める必要があると分かっていたけど、うまく決めることができたね。これは、エンジニアがこの2日間にこなしてくれた、素晴らしい準備のおかげでもある」
「まるで魔法のようなスタートで、バルセロナ(スペインGP/アロンソがスタートで4番手からトップに浮上した)のようだった。これが僕たち本来の順位ではなくて、遅かれ早かれ抜かれることになるとは分かっていたけどね。でも、セーフティカーが出動してゆっくり走っているとき、ファンが応援してくれているのを見ることができて、とてもうれしかったよ」
「ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)に対してできることはなかった。彼は僕たちよりもかなり速くて、簡単に僕を抜き去っていったよ。マクラーレン勢に対しては、もっといい戦いができた。ソフト側タイヤを使っているときには、うまく順位を守れたけど、ハード側に交換してからは彼らに大きなアドバンテージがあったんだ。レースがあと数周長かったら、表彰台は無理だったと思う」
「それでも、この結果には満足しているよ。僕たちは予選よりも決勝で調子がいいけど、これはシーズン開幕時から続いていることなんだ。もちろん、2010年からの2連勝を決められたら素晴らしかったけど、冷静さを保って、手に届く範囲の目標達成に集中しないとね。今日の僕たちはそれを成し遂げたよ」
「タイトルが遠のいたのは事実だけど、まだモチベーションは大きい。僕たちはレースに勝ちたいと思っているし、ドライバーズ選手権で僕が今回手にした順位(2位)を守りきりたい」