コンストラクター(マシン製造者)としてF1で勝ちたければ、もっと大きなチームになれ。
このようにメルセデスGPへ発破をかけているのは、去年と今年、同チームでミハエル・シューマッハのチームメートを務めているニコ・ロズベルグだ。
ロズベルグは26才のドイツ人。来年も残留が決まっているが、チーム代表のロス・ブラウンが取り組んでいるチーム改革にかける形で、さらに長期契約を結ぶとも言われる。2008年まで同チームを保有していたホンダがF1を撤退してから、ブラウンは大幅に規模を縮小していた。
スタッフ削減についてブラウンは今週、F1公式ウェブサイトへ次のように打ち明けている。「このくらいは大丈夫だろうと思ったが、少しやりすぎた感はある。許可された従業員数のギリギリまで増やす必要があるね」
ロズベルグも同じ意見を持っており、『Tuttosport(トゥットスポルト)』スポルトへこう話した。
「勝てるマシンを造れるほど、チームは大きくない。しかし僕らはその状況を理解し、組織を強固なものにしている最中だ」
「急激な成長を遂げていて、常に新しいスタッフを目にするよ。成長したいという大きな意思を感じる」