約1ヶ月後の10月30日に決勝が行われる予定になっている初開催のインドGP。その開催地ブッダ・サーキットの新しい写真が公開されたが、その写真には「開催が危ぶまれる」現状が写し出されている。
スペインのスポーツ紙である『Marca(マルカ)』が、パルト・ドシという名前のファンが数日前に撮影したものだという数枚の写真を掲載した。
その記事は、「サーキットはまだ完成していない、というにもほど遠い状態」だとし、これは「昨年韓国で起こった状態と似ている」と伝えた。
昨年の韓国GPでは、グランプリ開幕にサーキット完成が間に合わず、コースなど最低限の部分は完成していたものの、サーキット施設の一部が未完成のまま初のF1開催を迎えていた。
今回『Marca(マルカ)』が掲載した写真からは、ピットレーンにうずたかく積まれた土の山や、まだ完成していないグランドスタンド、そしてピットレーンや建造物の周囲に残る未舗装部分が見て取れるとともに、パドックやサーキットの路肩などはまだ全く手を付けられていない状態であることが分かる。
それにもかかわらず、9月初旬にデリーを訪れたF1統括団体FIA(国際自動車連盟)のレース運営担当チャーリー・ホワイティングは、初開催となるインドGPが大きな成功を収めることを確信した、と述べていた。