セバスチャン・ベッテル、報酬面ではF1トップになれず

2011年09月28日(水)

2011年シーズンに圧倒的な速さを見せつけ世界王座に王手をかけているているセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、報酬の面ではトップに立てていない。

これはドイツの『Bild-Zeitung(ビルト・ツァイトゥン)』紙が掲載したもので、それによると史上最年少でのF1連覇がほぼ確実になったベッテルの報酬は、1,600万ユーロ(約16億5,000万円)。同紙はこの金額を、「わずか1,600万ユーロ」と表現している。

ベッテルよりも多く稼いでいるのはフェラーリのフェルナンド・アロンソ(2,500万ユーロ/約26億円)と、メルセデスGPのミハエル・シューマッハ(2,100万ユーロ/約21億6千万円)だが、『Bild-Zeitung(ビルト・ツァイトゥン)』紙はベッテルもすぐにこういった金額を稼ぐようになるだろうと伝えた。

『Bild Zeitung(ビルト・ツァイトゥン)』紙によると、レッドブルでは好成績を残すほど、報酬が増額される仕組みになっているという。今年タイトルを獲得した際には600万ユーロ(約6億2千万円)のボーナスが支給され、さらに2012年もタイトル獲得に成功した場合にはボーナスが200万ユーロ(約2億円)追加、つまり800万ユーロ(約8億2千万円)のボーナスが支払われる。

同時にベッテルは1勝するたびに50万ユーロ(約5200万円)のボーナスを獲得していると報じられており、そうなるとすでに9勝を記録した2011年シーズンは、少なくとも450万ユーロ(約4億6千万円)をボーナスとして得たことになる。そして『Bild Zeitung(ビルト・ツァイトゥン)』紙は、惜しくも表彰台に届かず、4位でゴールしたドイツGPでさえ、25万ユーロ(約2,600万円)がベッテルに支給されたと報じている。

その一方で、3度の世界王座獲得に成功したニキ・ラウダは、ベッテルが金銭的な成功によって変わったりはしていないとし、オーストリアの『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』へ次のように語った。

「他の人たちとは異なり、彼(ベッテル)はとても地に足が着いている人物だね・・・親しみやすく、正直で、庶民的だ」

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