F1チームの中には2人のドライバーの速さを管理しているチームが存在する、とブラジルの伝説的ドライバーが指摘している。
73歳になるフリッツ・ドーレイは1950年代にF1で活動したドライバーで、今も熱心なF1ファンだ。
今週『SporTV』局の番組『Linha de Chegada』に出演したドーレイは、かつてミハエル・シューマッハ(現メルセデスGP)とルーベンス・バリチェロ(現ウィリアムズ)がフェラーリドライバーを務めていたころ、チームはナンバー1ドライバーであるシューマッハの走りをバリチェロが超えることがないように、その状況をコントロールしていたのだと語った。
「アラン・プロストとパリで食事をしたときに聞いたんだ。バリチェロがシューマッハと比較して強くなりすぎたとき、フェラーリがそうしたってね」
ドーレイだけでなく、同じくブラジル人ドライバーで73歳のバード・クレメンテもその事実を認めている。「そのとおりだ。(チームによるドライバーの走りをコントロールすることは)間違いなく存在すると考えている」
「チームだけでなく、スポンサーも大きな投資をしているんだ。ある意味、これは劇場なんだよ」