2011年F1第15戦日本GP予選が、10月8日(土)の14時から鈴鹿サーキット(1周/5.807km)で行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジション。小林可夢偉(ザウバー)は10番手になった。
セッション開始時の天候は晴れ、気温23℃、路面温度は36℃。予選Q1は20分間の戦いになり、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。大半のドライバーが1回目の走行を終えた段階で、トップタイムを記録しているのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。しかし、ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、ビタントニオ・リウッツィ(HRT)がタイムを計測していない。
その後、セナはタイム計測を行ったものの、ロズベルグとリウッツィはタイムを計測せず。その一方、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がソフト側のタイヤでトップタイムを更新すると、小林可夢偉(ザウバー)もソフト側タイヤでコースへ。可夢偉はスーティルのタイムを上回り、Q1のトップは可夢偉となった。
Q1で予選を終えた18番手から22番手は以下のとおり。
18番手ヘイキ・コバライネン(チーム・ロータス)、19番手ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)、20番手ティモ・グロック(ヴァージン)、21番手ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)、22番手ダニエル・リチャルド(HRT)。
ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)とビタントニオ・リウッツィ(HRT)はタイムを計測しなかった。
Q1のトップ5は、小林可夢偉(ザウバー)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)だった。
予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手のドライバーがここで脱落となる。セッションが始まると、すぐにセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がソフト側タイヤでコースインし、トップタイムを記録した。しかしルイス・ハミルトン(マクラーレン)がこれを上回る。1回目の走行を終えた段階で可夢偉は11番につけている。
しかし、最後の最後で可夢偉はタイムを更新。トップ10で戦われるQ3への進出を決めた。Q2で予選を終えた11番手から17番手は以下のとおり。
11番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、12番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、13番手ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、14番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、15番手セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、16番手ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、17番手セルジオ・ペレス(ザウバー)。
Q2のトップ5は、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。
予選Q3は10分間で戦われ、ここでポールポジションが決まる。可夢偉が真っ先にコースインすると、グランドスタンドからは歓声が。しかし、可夢偉はクルマの感触を確かめるのが目的だったのか、タイム計測を行わずにピットへ戻った。その一方、ハミルトンがトップタイムを記録し、バトンが2番手に。ベッテルは3番手で1回目の走行を終えた。
しかし、2回目の走行ではベッテルがトップタイムを更新。その後、バトンもタイムを更新したが、ベッテルのタイムを破ることはできず。ベッテルがポールポジションを獲得した。なお、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、ロータス・ルノーGPの2台、そして可夢偉がタイムを記録しなかったが、規定により可夢偉が10番手となった。Q3の結果は次のとおり。
1番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、3番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、4番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、5番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、6番手マーク・ウェバー(レッドブル)、7番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、8番手ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)、9番手ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)、10番手小林可夢偉(ザウバー)。