2011年F1第16戦韓国GPフリー走行1回目が、10月14日(金)現地時間10時(時差なし)から90分間、韓国インターナショナル・サーキット(1周/5.615km)で行われ、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は6番手になった。
セッション開始時の天候は雨、気温18℃、路面温度は18℃。雨が降っている状態で始まったセッション。開始直後からHRTの2台を先頭に各車がシステムチェックなどを行うインストレーションラップを行った。
雨が降っていることもあり、各車ともインストレーションラップを終えた後はガレージにとどまり、なかなかタイム計測を開始しなかった。
開始約30分、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がコースイン。しかし、ハミルトンはタイムを計測することなくピットへ戻っている。
開始約50分、再びハミルトンがコースイン。ハミルトンはコース上の水量が多いとき向けのウエットタイヤを装着し、計測ラップを開始。ハミルトンは2分5秒484を記録。次の周にハミルトンは自身のタイムを更新し、2分3秒391を記録した。セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)もタイム計測を開始し、2分7秒906を記録している。
開始約65分、ブエミが2分3秒182を記録してトップに。また、すでに小林可夢偉(ザウバー)もタイム計測を開始しており、この段階では2分4秒938を記録して3番手につけている。路面の水量が非常に多く、走行中のクルマからは水煙が高く上がる状態だ。
開始約70分、可夢偉が2分3秒292を記録紙って2番手に浮上。また、路面の水量が多いためにコースオフするクルマが多く、いたるところでコース外へ飛び出すクルマがいる。
残り数分、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がトップタイムを更新。スーティルのタイムは2分2秒852だった。その直後、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が2分2秒784を記録してトップに浮上した。一方、日本GPでF1連覇を決めたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、水煙のため前を走るクルマが見えず、あわや追突という場面もあった。
結局、シューマッハがトップのままセッションは終了。2分3秒292を記録した可夢偉は6番手になっている。
・【結果】韓国GPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など